「書く」ということ


これは筆記用具のストック。ずいぶんたくさんあるように見えるでしょう。・・・とここまで書いて夕べは爆睡(-_-)zzz。朝になっちゃいましたー。 では続きを・・・。
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これは筆記用具のストック。ずいぶんたくさんあるでしょう。もらったもの、買ったもの、家のあちこちに置いてあるけど使ってないものなど、集めるとこんな絵になってしまいました。
どれもみーんな書くための道具。引き出しの中で待機中です。

パソコンでほとんどのことができてしまう現在ですが、今日は筆記用具を持って自分の「手を使って書く」ということについて、ちょっと考えてみようかなと思います。

パソコン関連の仕事をしている手前、「パソコンは思考支援ツールである」なんて、けっこう長いことあちこちで公言してきました。
確かにそうではあるのです。単に文章を書くだけだって手で書くスピードよりもキーボードを打つほうが早ければ、考えていることをすばやくアウトプットできます。また移動やコピー、取り消しなどの機能がなければ、いったん書いた文への加筆修正削除などは大変な労力になってしまいます。非常に効率的であることに間違いありません。

でもあるとき、知っていたはずの漢字をいくつも書けなくなっている、変換ミスに鈍感になっている、手で書くスピードが昔より遅くなっている(←歳のせいもある(-_-;)が、それは置いといてっと)、ということに気づいて愕然としたのです。
これって“退化してる”ってことじゃない!? ってね。

その衝撃は意外にも、あらためて「手を使って書く」ことの重要性を考え直すきっかけになりました。
以来、一日の終わり、仕事の後など一息入れるタイミングに手帳を取り出し、”今日のつぶやき”といった感じのひと言を書きつづっています。
短文一つで終わる日もあれば、1日分のスペースを軽く跳び越して2ページくらい書いてしまう日もある。忙しいと書けなくてしばらくあいてしまうこともあるから、“3日前のつぶやき”だったり“先週のつぶやき”だったりもするけどそれもアリ。何年も永く続けていられるのは、こんなふうに無理をしないスタイルだからだと思っています。

さて、自分の「手」を使って文字を書くのも、キーボードを打つのも、アウトプットするという意味では同じです。ではアナログとデジタルの違いはたとえばどんなことかというと、
まずは音です。
ペンを持って書く時間はキーボードを打つ音も、PCからの音もない時間です。私のPCは静音設計ではないから電源が入っている間中、常に電源部周辺で放熱のためファンが回転しています。小さな音ですが電源を落として無音になったとき、あらためてこの音のストレスを感じます。

次に、筋肉です。
JIS配列のキーボードは手のことを考えて作られているわけではないしマウスも右なので、右手の負担が左手より大きいです。またほとんど使わない腕の筋肉や、手を拡げたままなので握力も鍛えないと落ちます。
一方書く場合は肩から先の筋肉を使いますし指先は複雑な動きをします。字を書かないとそれらの筋肉を使わないから確実に字は下手になります。

集中はあるが切り替えがない。
辞書を引く必要が減りました。最近の日本語入力プログラムは同音異義語の違いをリスト表示してくれるから辞書を引く必要がほとんどありません。必要があればネット上の辞書で事足りてしまいます。書きながら、もどかしいように辞書を引く、なんていうのは昔のこと。一般的な現代文を書くのに画面を離れる必要なんてほとんどなくなりました。
集中できることは確かですが、違った動作をすることによって頭を切り替えたり、漢和辞典を引きながら隣の漢字、そのまた隣の漢字・・・と興味を引かれて移ろう楽しみも忘れてしまいました。

辞書を引くとか、電話番号簿の該当ページをすばやく出す、というのは私の数少ない特技(?)の一つだったのだけど、今は検索で電話番号も探せてしまうから、きっとこっちの能力も落ちてるんだろうなぁ・・・。

まぁ、でも電話番号簿は時々引きます。索引で見た793ページ なんていうのが一度で開けたときは 「よっしゃ!」なんて内心ガッツポーズしちゃいます(^_-)-☆。
これは集中力の問題か、それとも直感がちょっとだけいいのか。単なるまぐれか。うーん、どうなのかなー、わからない。

書くことと打つことの違いが身体のどこにどんな影響があるのか、専門家ではないから分かりませんが、人の行動は必ず脳と連動しているのだから脳には何らかの影響の違いが出てくるのだろうとは思います。

キーを打つことの集中と効率なくしてはもはや仕事もできないわけですが、書くことによる時間のゆらぎ――きれいに字を書こうとすることとか、書く手を止めて考えたりとか、辞書を手にするついでに伸びを一つするとか?(^_~) ――も、置いてけぼりにはしたくないことだなーと思うのです。

さあ皆さん、字を書きましょう!!?



  
コメント
★瞬さんへ★
写経ですか。それはまた奥の深いこと。
そういえば旅行者がお寺で般若心経を書くのが人気、というのをテレビで見たことがありました。
仏教の精神の一端をもっと伝える責務がお寺にはあると思っていたので、なかなかにいいアイデアだと思ったのを覚えています。
---------- まめゆり. URL│03/14. 09:53 [ 編集 ] -----
★こもれびさんへ★
>毎日、ペンで書いていますよ。
そうなんですか。いいですねー。

字も意識して書かないとホント情けない字になってしまっていやになります。
人間は手を使う生き物だから使わないともったいないですね。
---------- まめゆり. URL│03/14. 09:41 [ 編集 ] -----
No title
とても興味深いお話をありがとうございます。
筋肉の使い方とか、そこまで考えたことはありませんでした。

京都に行った時にお寺で写経を体験させて貰ったことがありますが、
すごく精神統一できて書き終えた時はスッキリした気分だったのを覚えています。
なので、集中力のお話もとても納得出来ました。
---------- 瞬. URL│03/13. 12:04 [ 編集 ] -----
No title
パソコンは公私ともに重宝していますが、毎日、ペンで書いていますよ。
後から自分でも判読できないことがあったりしますが。
字のきれいな人って羨ましいです。
---------- こもれび. URL│03/12. 21:36 [ 編集 ] -----
★九ちゃんへ★
>はいー。私も書道習ってましたよ。墨をする静かな時間が子供心に好きでした。

>でも、最近はペンや筆を握ると震えた字になりました(-_-;)
箸や杯も震えが・・・(>_<)
あらら、大変。武者震いじゃなくそっちの震えですねー。大丈夫ですかぁ?
---------- まめゆり. URL│03/11. 21:45 [ 編集 ] -----
★assureさんへ★
>ペンだこ、私もできてました。学生時代が懐かしい〜。

>友達に手紙もいいなぁー☆
そうですよー。私は写真をはがきに印刷して裏面半分に手書きで短い便りを出しています。
手書きするのが目的で、その相手をしてもらっているのですけど、そうとは知らない相手はすごく喜んでくれて申し訳ないくらい。
でもそのおかげで疎遠にもならず、とてもよいお付き合いが続いています。これも手書きの効用です。
---------- まめゆり. URL│03/11. 21:42 [ 編集 ] -----
★たかぼうさんへ★
それでも辞書を引く楽しみを知っている大人(?)は、またそこへ戻ろうと思えば戻れるからいいですね。
はじめから辞書を引く経験の極端に少ない子供がやはり心配です。
---------- まめゆり. URL│03/11. 21:29 [ 編集 ] -----
No title
硯を擂った後、肘を上げて、押さえて、勢いよく、等と習った幼少の頃が浮かんで来ました。

書かれている?(打たれている)こと総て思い当たります。
でも、最近はペンや筆を握ると震えた字になりました(-_-;)
箸や杯も震えが・・・(>_<)
---------- 九ちゃん. URL│03/11. 21:22 [ 編集 ] -----
No title
そうですね。字を書かなくなってしまいましたね。だから漢字が書けなくなってしまって、ちょっと字を書こうとすると辞書が必要になってしまいます。昔はペンだこ出来ていたんですがね〜。

今ではペンを買うこともほとんどなく、何かの粗品でいただいたペンもあまりにも長い間使わないのでインクが出なくなってしまう始末。

ボールペン字や習字をまた始めてみようかな〜☆ 友達に手紙もいいなぁー☆
---------- assure. URL│03/11. 20:40 [ 編集 ] -----
そうですね。
確かにまめゆりさんの仰るとおり!ですね。本当に最近、手書き文字を書かなくなった自分がいます。

仕事柄、最低限の「手書き」はしますが、それ以外はもっぱらPC。
お陰で『文字は読めるが字は書けない』、ダメな大人になりつつあります…。

昔は辞書を引くのも楽しみで、一つの言葉から色々な言葉を連想して引いていったりしたものですが。
たまには「脱デジタル」もしなくてはいけませんね。
---------- たかぼう. URL│03/11. 20:35 [ 編集 ] -----
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