立ちすくむ

はじめての出会いに、衝撃を受けて立ちすくんだことがありますか。
絵、音楽、人、風景、写真、映画、モノ、場所・・・。衝撃は、感動とは少し違います。
感動がこころの琴線に触れるようなものだとしたら、衝撃とはもっと深くもっと強く、その人を貫いてしまうようなもの、といえるのではないでしょうか。
私は以前、ゴッホの描いた1枚の絵にそんな衝撃を受けたことがありました。
その時生きていた私のすべてを見通しているような絵に、心臓が激しく波打ち、しばらくその場を動くことができなかったのを覚えています。
それから長い長い時が過ぎ、再びその絵を観る機会がありました。いくつかの展示室を巡って美術展の中心に置かれたその絵に近づいてゆくけれど、本当は気もそぞろで今何を見ているのかも上の空。ならば気になるその絵を一番先に見に行けばいいのに、そうしなかったのは自分への小さな抵抗・・・。
今でも「ゴッホは好きか」と聞かれたら「好きではない」と答えるでしょう。
出会いそのものは一瞬のできごとですが、時には胸の奥に刻まれてその後の生き方に何がしかのカタチを残していくこともあるでしょう。
そんな出会いは偶然というより、むしろその人の魂が引き寄せる必然なのかも知れません。
★☆★ アレッ? 今日はマジメなまめゆりでした ★☆★
