逃げるなっ、 夫!
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きのうは長女の彼氏が、はじめて我が家族と夕食をともにする日でした。
大洗海岸へ二人で遊びに行った帰りに寄る、と娘から前日の夜遅く電話が入り、急に決まったのでした。

さてその朝、出かける夫に
「○○君が今日、ウチへ来てご飯一緒に食べるって。早く帰ってね」と頼んだ。
「ええっ、あーそぅ、ふ〜ん」
という生返事にちょっと?? と思ったものの、朝の忙しさにとりまぎれて過ぎてしまった。
日中は下の娘のことで用事ができ、娘と二人立川へ出かけた。
ついでだからとデパートに車を入れ、長女の彼氏のお家への手みやげと、今夜の食料などを見繕っているとあっという間に午後3時近い。
さあ急いでウチへ、ウチへGO! 

車を走らせる私の携帯に娘からの指示が飛んでくる!
「今、どこどこ。渋滞中だけどたぶんx時ころには着くから。冷凍庫に海老のおっきいのがあるからあれをフライにして。それとイカの軟骨があるからそれ、素揚げしておつまみね。それと冷凍庫の下の方に中くらいの海老があるからああしてこうして…、それもおつまみね」
ってあのぅ、ちょっと待っておくんなさいぇ〜と言う間もなく切れてしまった!!

海産物を扱う商社勤めの娘は、私の知らない間にやたらデッカイ海老やらカニやらを冷凍庫に仕込んでいる。でもそれは全部ウチのじゃなくて、彼氏の家へのお土産だったりするのでうっかり使ってはいけないのだ。冷凍庫に青い包みや赤い包みがあっても中に何が入っているのか見た事もない。
おまけに私は「海老」ってもんの調理がこれまた大の大の大苦手なのだ。昔からあの物体はどこもかしこも触りたくない、触れない!
だから「この海老はウチのだから食べていいのよ」とか言われてもその調理はいつも夫におまかせなのだ。

こうして「海老」以外の料理をひたすらとっとこ作る。メインの海老は…、早く帰ってこないかなぁ旦那はん。
いつもだったらもうとっくに帰ってるのになぁ…とひたすら帰りを待ちわびる(あぁ、こんなに夫の帰りを待ちわびたことなんてあったろうか?

気をもむ私をあざ笑うかのように時間は無情に過ぎ、娘からまた連絡が。
「あとx分くらいで着くからよろしくね」

なぜに、なぜに夫は帰ってこない!? 
しびれを切らして夫の携帯にメールと電話をガンガン入れるがなぜか応答もない・・・。

私は覚悟を決めた。もう夫はあてにしない。けれど私は海老は触れない。よってもう一品、別の料理を作る!
今まで生きてきた知恵と知識と体力を総動員し(笑)、冷蔵庫と野菜室とパーシャルの中を一瞥し、足りないものを買いに娘を走らせる。後はなりきり
『必殺仕事人!』

・・・・・・  ・・・・・・  ・・・・・・


ついにお二人さん到着! まずはビールで「暑かったでしょ」。
「あの、お父さんがまだでは…」と遠慮する彼に
「いいのよ、遅くなるから先にはじめてだって」と笑顔を作る。

長女の手配によって呼び寄せられた次女と孫も加わり宴もたけなわか、というところでやっと夫が帰ってきた。
何食わぬ笑顔で「お帰りなサーイ」といいながら夫の食事を用意。楽しい団らんに夫も加わり宴は無事に過ぎてゆく。
誰からともなく「遅くなったし、飲んじゃったから今夜は泊まって行けば?」ってなことが出て、それではみたいなことになって。。。。
「お父さん、お嬢さんを下さい!」

なんて超弩級のサプライズなんぞもなく、その夜は静かに過ぎてゆきました。ええ、過ぎていったのですよ。

 ひょっとして旦那はん、あんた、そう言われたらどないしょ?? とか思って逃げてたのとちゃいまっか?
「そんな覚悟、まだ出来てなかった」なぁんてこと、ないわよねぇ、、、、、。


一夜明け、出勤する人、夏休みの人、お客さんの朝ご飯、孫の保育園への送りと、またしてもドタバタしながらいつもの朝も過ぎてゆきました。

つまり私はまだ、膝つきあわせて夫にこの質問をしてないのです。
「ねえ、なんできのうは帰り、遅かったの?」

今夜は、、、逃がさないわよ。 フッフッフッフッ。。。




08/17. 16:33 [ ドジ話 ] CM6. TB0 . TOP ▲